Greco JB-500 極私的インプレ
このベース、実は以前にもご紹介したことがあるのですが、
今回改めてインプレとしてまとめ直します。
購入時期は1980年、私が高校2年の時でした。
それまでは姉のアコギを借りてコードやアルペジオ、ソロの練習をしていたのですが
さすがにアコギではバンドにも加入しにくいので・・・ベースを買う事にしました。
だって、エレキギターを弾く人は掃いて捨てるほどいましたが
ベースを『持っている』人は限りなく少なかったので、バンドに入り込むには最適でした。
※あくまでも私の場合です
購入場所は近所にあった個人経営の楽器屋さんでした。
さほど広くない店で、展示されている楽器の数もほんの数本というお店。
そこに展示されていたグレコのジャズベースモデル、JB-500に惚れたからです。
いや、正確にはグレコのカタログに載っていたモデルに惚れて、
同じ品番のものがお店にあった、というのが正解なのですが・・・
ただ、お店に置いてあったのはメイプル指板、欲しいのはローズ指板(※単純に見た目の問題です)
お店にお願いしてローズ指板のものに代えてもらい購入しました。
(製品そのものを交換したのか、あるいはネックのみ取り替えたのか不明です)
製品のスペックとしては
ボディ : アガチス
ネック : メイプル1ピース
フィンガーボード : ローズウッド
PU : PU-108ピックアップ×2
※スペックに関しては、こちらのサイトを参考にして明記しました。
http://psyco.jp/greco/c10_36.html
↑このカタログ、当時は毎日穴があくほど見ていました。
変更箇所
・ヘッドの3~4弦にテンションピン追加
・ネックの仕込み角度調整のため、ネックポケットにシムを入れる。
・ノイズ軽減のためにピックアップ、ピックガード裏に銅箔でシールド
・ストラップ抜け落ち防止の為、ストラップピンをテンションピンに変更
特徴
購入時点ではやたら弦高が高かったです。
ベースを弾くのは初めて、情報もない、周りにベーシストもいない
そういった状況だったので、何も気にすることなく教則本を見ながら練習していたのですが
どうも思ったように弾けない・・・やっぱり初心者だから仕方がないのか・・・
そう思いながら練習を続け、バンドにも加入してスタジオ練習を行っているうちに
ほかのバンドのベースを弾かせてもらったら・・・弾きやすい・・・
そのとき初めて気が付きました。うちのベースは弦高が高いということに。
早速ブリッジ調整・・・すると簡単に弦がビビってしまう
色々調べているうちにネックの仕込み角度調節を知り、早速実行。
迷うことなくネジを回してネックを外しシム(何故か新幹線の紙コップを使用)をはさみ
再びネック装着・・・何度か繰り返すうちに、ある程度弦高を下げることができました。
ピックアップの出力が小さいせいか、バンドのメンバーから
音にパワーがないと言われることが多かったです、特にハード系の場合。
今から考えると、その半分以上は私の音作りに問題があったのですが。
また、数年経って気が付いたことなのですが
このボディ・・・塗りつぶしなのを良い事に、恐らく6枚位の板を継いでいます、
このことに気が付いてから、塗りつぶしのベース(ギター)には手を出さないと
心に誓いました(※アルミボディのギター除く)
なんだかんだ言いながらも購入以来10年以上スタジオやライブ、デモテープ作成に
大活躍してくれたベースです。
その後少々お高いベースを購入したのですが、気が付けば手元に残ったのは
このベースでした。
肝心の出音ですが、こんな感じです。
ギターはGreco EG-800C(81年製)
ベースは勿論Greco JB-500
共にベリンガーBDI21(ベースDI)を通してPCに取り込みました。
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