広島市内で行われている月一恒例アコギイベント『なま音倶楽部』にて成り行き上PAを担当させてもらっている私ですが、いかんせん音響関係の知識が乏しく(宅録の知識もかなり怪しいですが)判らないこと、知らないことだらけです。
現時点ではとりあえずそこにある機材で音を出しているというレベルですが、やっぱりどうせなら少しづつでもレベルアップしたいな・・・と色々勉強しています。
と、いうわけでますはPAを使用したアコギイベントに欠かせない存在
『DI(ダイレクト・イン)』
について考えてみました。
まじめにDIの大きな役割として
・インピータンス変換(ハイインピータンス→ローインピータンス)
・アンバランス・バランス変換(フォンケーブル→XLRケーブルの変換)
物凄く大雑把に言えば
『エレアコからの出力を、長いケーブルを通してもノイズが乗りにくい状態に変換してかつ、ミキサーに最適な入力抵抗に変換してくれる』小さいながらも粋な奴。ということなのでしょうか?
でも、最近のエレアコって大抵プリアンプを内蔵していますよね。
DIの大事な役割である『インピータンス変換』はプリアンプの部分ですでに行われているような・・・
しかもうちのアイバニーズEW20KOE(以下EW、詳細はこちら)にはXLR出力端子が付いているので
『バランス・アンバランス変換』もギター側でできるのですね・・・
ということで、難しいことは考えずにミキサーに繋いで音を出してみました。
本来ならばエレアコ→DI→長いXLR(キャノン)ケーブル→ミキサー→パワーアンプ→スピーカーといった実践形式で実験したいのですが・・・いかんせん気楽な思い付きでやっているブログなので・・・
・EWの標準ジャック→シールド→ミキサー
・EWのXLRジャック→XLRケーブル→ミキサー
・EWの標準ジャック→シールド→ベリンガーADI(エフェクトOFF)→XLRケーブル→ミキサー
・EWの標準ジャック→シールド→HOSAのDI→XLRケーブル→ミキサー
という4つのパターンで音を出し、PCに取り込みDAWソフトCubaseSX上で録音しました。
(ベリンガー&HOSAのDIは、実際に『なま音倶楽部』で使用しているものを主催者タコ様よりお借りしました)
※PCへの接続などに興味のある方は、こちらを参照願います。
これら4種類は出力ゲインの違い?により音量が大きく異なります
出音の比較をしやすいように音量バランスを整えた・・・つもりですが多少の音量差が出てしまいました。
また演奏に関する突っ込みは、無しの方向でお願いします。
↓EWの標準ジャック→シールド→ミキサー

↓EWのXLRジャック→XLRケーブル→ミキサー

↓EWの標準ジャック→シールド→ベリンガーADI(エフェクトOFF)→XLRケーブル→ミキサー

↓EWの標準ジャック→シールド→HOSAのDI→XLRケーブル→ミキサー

どうせなので4つの音源を並べ、リバーブを掛けてみました。
左右交互に上記の順番で流れますのでよろしければこちらもお聞きください。

やっぱりDIの恩恵って、プリアンプ内蔵の『アクティブ』タイプよりも内蔵していない『パッシブ』タイプの方が大きいような・・・ということで次ページに続きます。
この記事へのコメント
namidame
偶然にも自分もアイバニーズにADIも持ってるので、とても参考になりました。